わんこたちのお話
第三回 ♪ 犬との生活の中で意識したいポイント5 ♪




○幼犬の頃から体中を触って、爪、口や耳の中もチェック!○
犬とふれあいながら、是非足先や口の中、耳の中もチェックしましょう。肉球の間の毛や爪が伸びていると足に負担がかかるほか、フロアリングのおうちではすべってしまって危険です。口や耳の中は健康な時でも触られるのが苦手な犬は多いもの。痛みが出たり異常な時はなおさら嫌がるので、普段からならしておけば、いざというときの治療もしやすく、異常も早期発見できるのでgood です。
○意外と多い、誤食は誰のせい?○
犬とふれあいながら、是非足先や口の中、耳の中もチェックしましょう。肉球の間の毛犬はいろいろなものを飲み込む危険性があります。とくに幼犬、またおいしいものなら年齢に関係なく危険です。意外に無防備に机の上にラップをかけておかれた料理などは「どうぞ、食べて…」と差し出されたも同然。時々「うちの子はお行儀が悪い」とあたかも犬が悪いように話す飼い主さんがいますが、犬にはマナーや食べていい、悪いの境界線の概念などまったくないことを忘れないでください。串にささった料理、鳥の骨、のどを通ってしまう大きさのボール、おもちゃ感覚でとりあって飲み込んでしまう軍手やタオルなどは誤飲ではよくみられます。これらの異物は手術が必要なこともある、大変危険なものですから十分に注意してください。
○気温の変化と犬のからだ○
最もこわいのは熱中症。季節を問わず、犬を車中に放置するのはやめましょう。熱中症などでおこる脱水症状は早期に適切な治療をしないと命にかかわる場合もあります。また、犬は比較的暑さよりは寒冷に対する抵抗力はあると言われますが、幼犬期、老齢期などは体温調節機能は低下、体力も消耗し病気にかかりやすくなることも。日夜の温度差の大きいこれからの季節は注意してあげましょう。
○シャンプーは回数より質が大事です○
人のシャンプーや石鹸で犬を洗うのはやめましょう。犬と人とは皮膚の構造やpHな どが異なり、皮膚の弱い犬ではかなりの刺激になることがあります。それぞれの  犬の体質でシャンプーを選ぶこともあります。健康な犬では頻繁に洗う必要はありま せんが、少なくとも「犬用」のシャンプー選んであげてくださいね。
○犬は家族…でも人とは一線をおいて○
多くのご家庭でペットの位置づけは家族同然となり、絆が深まるのは大変素晴らしいことです。でも犬と人と一線をおくことは、犬を優位に立たせてしまうことで起こる行動学的な問題を避けるためにも重要なことです。また、犬と口移しで物を食べたり、入浴をするなど、濃密な接触をすることは、犬が持つ、病原性のあるバイ菌などをもらう危険性がありますのでやめましょう。