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わんこたちのお話
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第1回 ぼくたちの耳のはなし
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犬の耳は垂れ耳、立ち耳いろんな形があります。私が以前行った研究で200以上の犬の耳のさまざまなデータと、その中の細菌や炎症の内容をまとめ た結果では、犬の耳はその形ではなく、皮膚そのものの性質、たとえば脂っぽい、アトピー肌、毛の量が多いなど、耳の中の環境を悪くするような要素が外耳炎の原因となりやすいことがわかりました。犬種によって外耳炎が好発する場合もあります。
ペットエイドでは、獣医師の指導のもと、お耳のお手入れを行います。
ケアーのプロセスやお耳の洗浄剤も最適なものを注意深く選んでいます。
たとえば炎症を起こしそうなお耳には無理に毛を抜いたり、もちろん綿棒の使用
などは一切おこなっておりません。
さらに検査や治療がのぞましい場合にもその旨をお知らせしています。
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外耳炎は一度おこすと再発しやすくなります。治療やケアーをのばすと、耳の皮膚が厚く耳の穴がせまくなり、ますます耳の中の通気性など、耳内環境が悪化することになります。
おうちでのケアーで耳の中をよりよい状態にしてあげてください。ワンちゃんの皮膚の状態や犬種によって多少回数や頻度が変わりますので、よろしければおたずねください。
また、お耳の皮膚はとても薄く、(犬の皮膚は人の約3分の1程度)デリケートなので健康な
お耳でも綿棒の使用は簡単に傷をつける危険性があるのでやめましょう。
人のベビーオイルやパウダーなどの使用は犬の耳にはカビの一種を増やす原因となる場合がありますのでご注意ください。
犬の耳には専用の洗浄剤で、特にオイルやアルコールを使っていないものがおすすめです。
当店ではお耳の状態に合わせて、ご家庭用には以下3種類を基本におすすめしています。
○エピオティック 炎症のある耳にも安心な、薬用の洗浄剤 (各サイズ)
○オティクレンズ 健康で少し脂っぽいお耳をさっぱりとケアー (ボトルのみ)
○プロケアーイヤークリーナー 健康な耳のケアーに最適 (フラッシュボトル)
使い方は簡単。適量(汚れに応じてやや多めに、5−10滴、フラッシュボトルなら1回で十分)を耳に入れ、軽く頭を抑えて耳の付け根を軽くマッサージします。その後は勢いよく、頭を振らせてあげましょう。それでも十分。ばい菌を含む耳垢が外に出ます。あとは10分後くらいにやわらかいもの(ティッシュやコットン)などで、指の届く範囲をていねいにやさしく拭いてください。
簡単な図の説明もありますので、気軽にスタッフにお申し付けくださいね。
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